続くコロナ禍を成長期に転換!ウーバーの環境コンシャスな取り組み「Uber Green」

こんにちは、ICTソリューション部 岡島です。2020年に人々の生活や世界全体を大きく変えたコロナ危機ですが、一方で、昨年世界人口の3分の2が封鎖されたロックダウンの時期には、温暖化ガスの排出量が減り青い空が戻ったという国の話題も耳にします。ただおそらく、危機的な気候変動が叫ばれている中、これも一時的なものでしょう。

前回ブログ「CASEにまつわる自動車業界の未来図」でも記述の通り、CASEの各分野のイノベーションが相互に影響し合い、自動車業界だけでなく社会全体にも大きな変化をもたらすことも期待されています。

コロナ禍を成長期と捉え、気候変動に取り組むための発表をした「Uber」

世界で利用者を急激に増やし、当初は環境団体などから環境悪化の原因だと批判されていたUberですが、昨年Uberは 2030年までに北米と欧州諸国で完全にEVによる配車を実現!2040年までに自社ビジネスの二酸化炭素排出量ゼロを目指すことを公約しています。

2021年1月から全米1400の都市でスタートした「Uber Green

Uberの利用者が、電気自動車(EV)またはハイブリッド車(HV)の指定ができるサービスで追加料金は1ドル。ドライバーはその半額(0.5ドル)の追加報酬を受け取る仕組みのようですが、1ドルであれば多くの利用者がこの「Uber Green」というサービスを選択することが想定され、当然Uberのドライバーも今後 EVかハイブリッド車に買い替えが進むことが見込まれています。

また、Uber側はこのサービスを導入し、将来的には全ドライバーにEV車を提供する費用にすると発表。さらに、EV充電所の「Evgo」とタイアップして、ドライバーには充電のディスカウントを提供するという、バイデン政権の環境政策にもマッチしたサービスの展開が期待されているようです。

出典元:Uberニュースルーム

日本は2050年までに温暖化ガスの排出量を実質ゼロ目標!

さて国内では、2030年台半ばまでに新車販売でのEVやハイブリッド車などの電動車にする目標を掲げていますが、現状では、まだ価格面や充電のためのインフラ整備という課題も取り上げられています。
電動車の普及という点で、今後は個人所有からシェアリングサービスも鍵を握ることになりそうです。
そんな中、昨日4/21にトヨタ自動車が水素が燃料で二酸化炭素がでない「水素エンジン車」で自動車レースに参戦すると発表。記者会見では「日本の自動車産業がEVだけではないと言い続けて本当に大丈夫なのか?」などという質問もあったようですが、低コストでの「CO2ゼロ」こちらも期待したいですね。

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photo credit:PhotoAc

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